20150925

知床

最近ちょっと調子の悪かった母ですが、
だいぶ元気になってきたので予定どおり知床に行ってきました。


朝イチでウトロから出航する観光クルーズに申し込んで、いざ出発。
海から知床半島を見るとそこはもう北海道でも日本でもない。
熊も6頭みることができました。

そのあと知床自然センターに車を停めて、
てくてく歩いてフレペの滝に。

前日までは雨模様でどんよりした天候だったのですが、
この日は回復して歩いていると暑いくらい。
とんぼも飛び交う秋の良いお散歩でした。

自然センターから知床五湖にはバスで向かいます。
五湖をめぐる自然遊歩道を歩くためには
知床を歩くルールを習う必要があり、
15分くらいレクチャーを受けて、
ヒグマの怖さ、ヒグマに会わないためには、ヒグマに会ってしまったら、
などなど学習いたします。
母はだーいぶビビっておりましたが張り切って出発!

しかし。
500mも進まないうちに、一方通行のはずの遊歩道を逆行して戻ってくる方々が。
そう、ヒグマが出たために戻ってきた人たちでした。
そうなると遊歩道は”即”閉鎖となります。

ありゃー。でもしかたない。
電熱線で保護された高架木道はフリーで開放されているので
そこを歩いて湖をひとつだけ見て終了。
連休の知床五湖はかなりの人出で、さすがシルバーウィークでありましたが、
雰囲気はじゅうぶんに楽しめました。
それに母も一緒だったから、このくらいでちょうどよかったのかもしれません。


やー、それにしても「知床に来たからには野生の熊をみなくちゃ!」という人ばかりなことが、想像以上に想像以上で残念な気持ちになったというか引いたというか。。。
自然遊歩道に熊が出たらすぐに閉鎖になります、と
共通のレクチャーを受けているはずなのに、
引き返さずに先に行こうとする人、
せっかくなら見たかったとブーブー言う人たち。
我が身を顧みて少し反省しちゃった。
自分だってそういう気持ちがゼロかと言われれば、そうじゃなかったからね。




泊まったのは清里町。
道外から移住してきたオーナーがこつこつと作ったお宿でした。
面白かったのは、我々以外のお客さんがみんな道外からの人で、
何度も北海道を旅行しているという人も多く、
知床などの観光地については我々よりも詳しかったり。。。
「ホーム」である我々がいろいろ情報おしえちゃうぞ〜という気概があったはずなのに、”はるばる北海道までやってきました!”という気概あふれる皆さんの情熱に押され気味で「ホーム」なのに「アウェイ」な不思議な感じを味わいましたね。。

なんか独特な雰囲気があったわ〜。

事前のメールのやりとりで、オーナーからの情報の中に
「セイコーマートという地元のコンビニが面白くてオススメ」という内容があって、
いやいや、知ってますから!と思ったんだけど、あとから納得。
相手がどこからくるかを確認しなくていいくらい、
道外からのお客さんが多いってことなんだなぁ。


翌日は清里の「来運神社」というありがたい名前の神社の
「来運の水」という湧き水を飲み、運気をつけて・・・


斜里岳に登る!

と言いたいところだけど、そんな体力は3人とも無いので
お手軽なハイキングコースをグルッと一周して満足となりました。
でも、ちゃんと鍛えて来年は斜里岳に挑戦したいな〜。
とってもきれいでかっこいい山でした!


一升瓶サイズは地元でしか売っていないという
清里のじゃがいも焼酎を買ってきて、
2日しかたってないのにもうこんなに減ってるよ!!!
美味しいのでオススメです。
特に木の樽で熟成させた「樽」。


今回の知床は入門編。
また行こうっ!


20150914

言い訳

引っ越してから、あと少しで1ヶ月。
荷物の段ボールもほとんど無くなって「自分たちの家」として馴染んできたなぁ、
というかんじです。

歩いて5分で円山動物園に行けて、
歩いて10分で円山の登山口という立地は、
いつも嬉しい。

先週は晴れた青空を見て我慢が出来ずに1人で円山に登って来ちゃった。
登り40分、下り30分でちょうど良い運動です。
山頂からの景色はなかなか。エゾリスにも会えた!

持ち物の多い二人なので、なるべく減らして行こうと
家訓かのように繰り返すものの、
道のりは長い。
ものが少ないスッキリした家になることはあるのだろうか。いや無いな。

そもそも、ごちゃごちゃと猥雑で煩雑な景色が好きなんだ。
裏路地に並んだ植木鉢や、ベトナムの街。
人間の生活の生々しさが好きなのさ。
言い訳がましいかな。