20101214

猫、つづきのつづき


11月27日に子猫に会ってから
(たぶんビックリされて、嫌われた・・)
その後全然見かけることはありませんでした。

雪がたっぷり降り、寒さも本格化して、すっかり真冬に突入した札幌。
1週間くらい全然姿を見かけることがなかったので、
最悪の状況を想像して意気消沈する私でした。

なんだか体調も本調子でなかったり、
いろんなことにやる気がでなかったり、
それは子猫のことが心配でそうなっていたわけではないのですが、
子猫のことが心配であることが、それを増長させていたのは確かでした。

子猫を初めて見かけたときから、
そのうち徐々に仲良くなっていずれは「ウチの子」に!と色々と想像をめぐらし、
猫のいる楽しい生活を見据えてウキウキしたのがいけなかったのでしょう。


仕事をしていると膝に乗ってくる猫。
こらこら~、おかあちゃんは仕事中だぞぉ、とかいいながらデレデレしている私。
朝、おもちゃを持って起こしにくる猫。
うう、もっと寝たい、とか言いながらしかたなく布団から出ちゃうな、うんうん。
旦那が帰ってきたら猫をダッコして一緒にお出迎え。
うちの居間の窓は日がたっぷり入るから、きっと冬のこんな日は窓辺でぬくぬくと寝そべっているのだろうな~。
あ、猫がいたずらしたら困るから棚の上も片付けなくちゃな~。
あのソファで爪とぎされたら困るなぁ。でも仕方ないよなぁ。うんうん。にやにや。


それはまさしく、K・O・I、「恋」。
一目あったその日から、あたしのハートは奪われちゃったの・・・。

いつもの通学電車でみかける可愛いあの子。
あーなってこーなって、こんなんなっちゃったらどーしよー、まじやばいっ!と、
勝手に妄想を走らせてドキドキしている中学生男子と一緒です。

なんだかこの辺に近づいては危険だ、という「負のオーラ」を野生の感で感じ取ったのかもしれません。本当にパッタリと姿を見せなくなった猫。
猫こなーい、猫こなーい、今日も猫こなーい。と毎日旦那に報告して元気をなくしておりました。


そして1週間後の12月4日。
久々の子猫登場!
その日は土曜日で、うららかな日差しが気持ち良いお昼頃。
居間の窓からあの子猫の姿をみつけて、旦那と一緒にあわあわしながら匍匐(ほふく)前進で窓辺にすりより、子猫が庭を横切っていくのを見守りながら「かーわーいー!」と小声で大騒ぎです。

そして、その日は気分も爽快で、元気いっぱい。

こんなに寒かったのに、
こんなに雪降ったのに、
あんなに小さいのに、
がんばって生きてたんだなぁ!と
フクフクと嬉しい気持ちが胸を満たしていく感じで、
ここ一週間の「ウダウダ期」が嘘のように、
両手を振り上げてわーいと叫んだりしました。


しかし、とある疑惑が持ち上がります。

もしかして、どこかで飼われてる?
ただ散歩してるだけ?
たしかに野良猫にしてはけっこうポッチャリしてるかも?

いやいや、そんなことは分かりません。
とにかくとにかく良かった良かった。
少しずつ仲良くなっていけばいいさ!


そしてまたいそいそと餌を置いてみたりするのでした。


つづく・・・

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