20111227

<11月3日 弘前1日目~3>


前川 國男さんの設計した建物は弘前市内にたくさんあるのだけど
そのなかでもびっくりしたのが弘前公園内にある弘前市民会館だった。
あまり前情報を入れないでおいたのも良かったのかもしれない。
昭和の良い時代に、時間とお金をかけて、手で考えて作られた建物という雰囲気が充満していた。
大きな建物だけどスケール感はあくまでもヒューマンスケール。
どこかヨーロッパのモダン建築を見に来ているような錯覚にとらわれた。
(それは前川さんがコルビジェさんの弟子だから、というのも大きいと思う)
こんな近くにこんなに素敵な建物があったなんて!と
二人してキョロキョロウロウロ。


ちょうど中学校の合唱発表会が行われていて、父兄のふりして大ホールにも潜入できたし。
中学生の合唱も良かった。
「夢の世界を」
あ、これ私も歌ったわと一緒に口ずさんでみたら、まだ歌えたことにもビックリ。


は~。また行きたいな。
建築好きのみなさん、ここ、おすすめですよ。

あとはそれぞれの写真をご覧ください。














後半4枚の写真は市民会館の管理棟の写真。
大ホール棟と管理棟がエントランスのピロティ兼2階テラスによって繋がっているという構成なのです。その管理棟も味わいがあって、まんなかの大きな吹抜けをスキップフロアが囲んでいるところ、吹抜け以外は低く抑えられた天井高、かわいらしい家具、色遣いのセンス、前川事務所が手掛けたモダン建築のエッセンスがギュッと詰まった空間でした。

「ここに住みたい!」「あの椅子、もって帰りたい!」と小声で叫びながら、グルグルと歩きまわったり椅子に座ったり。ここに来る前に不覚にもカメラの電池が切れてしまったので、ダンナさんに「ここ撮って」「あれも撮って」と注文もうるさいのだけど、時間は午後3時すぎ。なんとなくお昼ご飯を取らずに歩きまわっていたので、そろそろ私の電池も切れる頃。
「おなかすいた~~」と不機嫌になるまでのカウントダウンも始まっていたのだった!!



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