20110410



金曜日の夜は明るい三日月だった。
そして10日は母の誕生日。

母エピソードをひとつ。

先日、札幌での用事をすませてバスで小樽に帰ってきた母。
もう辺りはけっこう暗くなっている時間。

数週間前に近所で路上強盗があったまま犯人がつかまってないことを思い出し、
しかもたまたまバックの中には現金がけっこう入っていたものだから、
どうしようどうしよう、と焦った母はバスのなかで考えをめぐらしたそうです。

で、殴られてもいいや、バックを取られてもいいや、でも現金は渡すまい!というコンセプトで
履いていた靴下の中に数枚のお札を隠し、
ブーツの底にクレジットカードを隠し、
(バスの座席でゴソゴソやっている60歳間際のおばさんをご想像ください)
しれっとバスを降りて自宅まで歩いて帰りついたわけです。

いったいどこの無法国家か!と思いますけど、
まー、用心にこしたことはないからヨシとしました。
でも万が一強盗に襲われたとして、
万が一殴られて、万が一意識を失ったまま近所の勤め先の病院に運ばれたとして、
それでもって救急で靴とか脱がされたときにカードや現金がでてきたら、
お医者さんも看護師さんもギョッとするでしょうね。。


後日談があって、
数日後に友人とドライブに行こうとガソリンを入れにいった母。
いつものガソリンスタンドのカードが見当たりません。
スタンドのお姉さんに泣きついて、カード会社にも電話してもらって、
速攻でカードを止め、新規発行の手続きをし、
予定通りドライブに行って
その数日後、玄関のブーツの中からカードを発見。

あれだよね、
自分でどんぐりを隠して忘れるリスと一緒だよね。

この親にして私あり。
愛すべき母でございます。
お誕生日おめでとう!

0 件のコメント:

コメントを投稿